井田照一 Shoichi Ida Documents  1941-2006

2006年に65歳で惜しまれつつも逝った現代美術家・井田照一は、「表面とは、垂直と水平のあいだである」というコンセプトをその制作の中核にして、版画のみならず、絵画、ペーパーワーク、彫刻、陶芸、インスタレーションと幅広い活動を行ないました。
2012年には、京都国立近代美術館と京都市美術館で大規模な「井田照一展」が開催されました。この回顧展を記念して、『Ida Shoichi Documents 1941-2006』を刊行しました。本書には、小学校時代の珍しい作品から亡くなる直前のスケッチまで、京都市美大・フランスでの留学生時代のスナップ写真からアーティストとしてデビュー後の活動や展覧会の写真など、スタジオに遺された資料や写真を編集して、井田照一という作家のドギュメント・アルバムとして構成しました。
井田照一の作品が「表」のすがたであるならば、このドギュメンツはその「裏」を見せる貴重な一書です。

販売価格 2,200円(税込)