木版画は、彫刻刀とバレンがあれば、場所をとらずに誰でも簡単に制作できるため、版画技法の中で最も親しまれています。一方で、かつての浮世絵版画のように、世界的に名が知られるような、高度な作品も生み出せる技法でもあります。
本書では、これから木版画を始める方にも分かりやすいように、道具や材料の準備から彫り・摺りの基本、“彫らない版による表現”といった最新技法までを、プロセスごとに写真を付けて解説しています。
実際に作品を作りながら行っているので、本書に従って作業すれば、ハガキや便箋、年賀状も簡単に作れるようになります。
これから木版画を始める方や、新たな技法を学びたい中級者の方にもぴったりのオールマイティな技法書です。