「木口木版画」とは、輪切りにしたツゲなどの木材を「版」にした木版画技法の一種です。18〜19世紀にかけて主に欧米で書籍の挿絵として広く用いられました。精緻な絵柄が摺れることから、現在でも愛好家は多く、広く関心を集めています。本書では、そんな木口木版画の彫り・摺りの基本から板目木版との併用や箔を用いた表現、さらに身近な材料で制作する方法や作った木口木版画で版画集を作る方法など、初心者はもちろん経験者にも役立つ実践的な活用方法を1工程ずつ写真とともに詳しく解説します。
A4変型判(283×210mm)・124頁・並装・カバー付
ISBN 978-4-87242-536-9